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御前崎発祥の干し芋

干し芋は御前崎が発祥の地で、御前崎の太陽の光と冬のからっ風をうけて乾燥した甘みの強いものになっています。

s'parkでは、紅はるかという品種のさつまいもを栽培し、干し芋を生産しています。

御前崎の方言では、切り干し芋を「きんりー」、丸干し芋を「まんるー」と呼びます。

干し芋が盛んな理由

①栽培に適した地質で、

ストレスなくさつまいもが育つ

②日本一にもなったことがある日照時間

③冬に吹き続けるからっ風

干し芋ができるまで

栽培

苗作りが3月頃から始まり、植え付け作業が5月下旬頃から始まります。植え付けは全て手作業で行います。

収穫・貯蔵

収穫は11月頃から。機械で掘り起こし、掘り起こしたものを手作業でつるからとり、貯蔵穴まで運びます。

貯蔵穴とは、深さ約1メートル、横約2メートル、長さ約30メートルの畑に掘った長方形の穴のことです。

収穫したさつまいもを貯蔵穴に入れ、湿度と温度を保つためのわらをかぶせ、その上に土を乗せます。そして、甘みを引き出すために2週間以上貯蔵します。

蒸し・皮むき

貯蔵して甘くなったいもを大きな蒸し器で1時間ほど蒸します。

蒸し上がったほくほくのさつまいもの皮を、専用のへらでむいていきます。

きんりーを作る場合は、ピアノ線を使って、厚さが均等になるように、いもをスライスします。

まんるーを作る場合は、皮をむいたいもを丸ごと干します。

天日干し

いよいよ最終工程の天日干しです。

御前崎の特徴である、日照時間の長さと、冬の間吹き続けるからっ風は干し芋作りにもってこいです。

4日~1週間ほど干せば完成です!

完成!

これで甘くてねっとりした干し芋の完成です。食べれば食べるほどクセになります。